トップページ
スペシャルコンテンツ
教えて！岐阜トヨペットのクルマ教室
ランドクルーザー(トヨタ)の歴代モデル一覧｜種類ごとの特徴解説

ランドクルーザーの歴代モデル一覧

ランドクルーザー(トヨタ)の歴代モデル一覧｜種類ごとの特徴解説

ランドクルーザーは1951年から現在までさまざまなモデルが発売されており、モデルごとに走行性能やエンジン、室内空間などに違いがあります。本記事では、ランドクルーザーの歴代モデル一覧とモデルごとの特徴を解説します。

トヨタのランドクルーザーは「ランクル」とも呼ばれ、大型のボディに高い走行性能を誇る人気のSUVです。

現在も新型を発売しているランドクルーザーですが、ランドクルーザーの歴史は古く、数多くのモデルが発売されてきました。

本記事では、ランドクルーザーの歴代モデル一覧と、モデルごとの特徴を解説しています。ランドクルーザーファンのみなさまは、ぜひ参考にしてみてください。

ランドクルーザーは1951年から現在までさまざまなモデルが発売されており、モデルごとに走行性能やエンジン、室内空間などの違いがあります。下記でそれぞれのモデルごとの特徴を解説していきます。

1. 初代ランドクルーザー(1951～1955年)

初代ランドクルーザーは、米軍と警察予備隊(現陸上自衛隊)の要請で『トヨタジープ(BJ)』という名称で開発を進めていました。

BJという名称の由来は、水冷直列6気筒3,400ccのB型ガソリンエンジンで、SB型トラックシャーシを改良したJ型シャーシを採用していたためです。

その後、警察予備隊は三菱ジープを正式採用したため、1953年にトヨタジープは民生用として量産を開始します。

翌年の1954年には、「ジープ」の商標を保有していたウィリスオーバーランド社から指摘されたため名称変更することになり、「ランドクルーザー」が誕生しました。

ランドクルーザーは、「陸（Land）」＋「クルーザー（Cruiser）」で、「陸の巡洋艦」がコンセプトです。

2. ランドクルーザー20系(1955～1960年)

ランドクルーザー20系は、1955年の11月に発売された2代目です。初代と違い民間向けに開発されたため、外観のデザインも変更されています。また、北米をはじめ、海外へ本格的な輸出を開始したモデルでもあります。

ボディ形状やホイールベースなど複数のバリエーションがラインナップされており、ホイールベースだけ見ても、2,285mm、2,430mm、2,650mmなど選択肢が豊富な点が特徴的です。

ボディを構成するラインには各所にアールが採り入れられ、丸目のライトとの組み合わせが親しみやすさを感じさせます。

3. ランドクルーザー40系(1960～1984年)

ランドクルーザー40系は1960年8月に発売された3代目で、40（ヨンマル、forty）という愛称で親しまれた車両です。24年間もの生産実績を誇り、万能車として機能を充実させていたため、海外でも高い評価を得た一台です。国産四駆黎明期を世界に広めた立役者的な存在でもあります。

40系は、FJ40やFJ43など多くの型式が生まれましたが、デビューから14年間は、ガソリンエンジンの1種類のみで販売していました。しかし、オイルショックなどの影響を受け、1973年からディーゼルエンジンも採用されました。

4. ランドクルーザー50系(1967～1980年)

ランドクルーザー50系は、1967年にFJ55V、1975年にFJ56Vをリリースしたため、55系・56系として分類されることもあります。

FJ55は、ホイールベースが2,700mmのシャーシに、独自のデザインを施した本格的ステーションワゴンで、ロングボディの40系FJ45Vの後継モデルとして誕生しました。静粛性と乗り心地を兼ね備えた四輪駆動車という位置づけで開発され、現代の高級志向SUVの先駆けとなる存在といえます。

1975年には、FJ55VからFJ56Vへマイナーチェンジが行われ、F型エンジンから2Fエンジンへと変更されました。

２Fエンジンは、後に誕生するランドクルーザー60系にも採用されています。

5. ランドクルーザー60系(1980～1989年)

ランドクルーザー60系は、1980年の8月にリリースされ、日本国内ではバン(商用車)、海外ではステーションワゴンのカテゴリーで販売されました。

50系のFJ56Vに採用されていた2Fエンジンを継承しつつ、新たに3.4リッターのディーゼルエンジンを搭載。1982年には6気筒3,980ccの2H型ディーゼルも追加されています。

また、ランドクルーザーとしては初となるATやパワーステアリングを搭載し、イージードライブにも配慮された点が、さらに多くのユーザーに支持された理由です。

グレードやオプション・年式等によって、ハイルーフやロールーフ（標準ルーフ）、観音開きや上下開き、オーバーフェンダー有モデル・無しモデルなど、外観も内装もラインナップが豊富です。

6. ランドクルーザー70系(1984～2023年)

※画像:2023年モデル

ランドクルーザー70系は、40系の後継モデルとして1984年11月に発売されました。業務用途主体とされていた40系を、乗用車としても使えるようスタイルを一新したモデルであり、実に29年ぶりのフルモデルチェンジ車種です。

4WDクルージングを実現する細やかな配慮が特徴で、室内は曲面型のフロントガラス、ゆとりのある室内の居住スペースが確保されています。ホイールベースは5種類あり、2,310mmから3,180mmまで選択可能です。

70系は発売から30周年となる2014年に再販モデルが発売され、さらには2023年の11月30日に再再販モデルが発売されました。

2023年モデルは70系の見た目を継承しつつ、『Toyota Safety Sense（※）』の先進安全機能を搭載しています。初代や再販モデル以上に安心して乗れる一台です。

※Toyota Safety Sense：トヨタ先進の予防安全パッケージ

ランドクルーザー"70"の詳細はこちら

7. ランドクルーザー80系(1989～1998年)

ランドクルーザー80系は1989年10月に発売されました。80系から北米や豪州を中心とした海外での販売力を強化するため、ボディサイズを大型化し、「乗用車・8人乗り」というステーションワゴン仕様が設定されています。

また、サスペンションを乗り心地に優れたコイルスプリングに変更したことで、4WD本来の走破性の高さと、乗用車並みの乗り心地を両立したモデルになっています。スタイルだけでなく、仕様や装備も高級SUVのイメージに刷新されました。

8. ランドクルーザー100系(1998～2007年)

ランドクルーザー100系は1998年1月にリリースした、ランドクルーザー80系の後継に位置するモデルです。4WD車として基本性能を向上し、ランドクルーザー初となるV８エンジンを搭載したことで、力強い走りを実現しています。

また、初代ランドクルーザーから継続されていた前後リジットサスペンションを変更したり、フロントに独立懸架方式のサスペンションを採用したりと、大胆な変更により、大幅な乗り心地と高速安定性の向上に成功しています。

同時期には、ランドクルーザー100系をベースとしたプレミアムモデルのシグナスがリリースされ、4灯式ヘッドランプや専用フロントグリル、バンパーなどが搭載されて発売されました。

9. ランドクルーザー200系(2007～2021年)

ランドクルーザー200系は、100系の後継モデルとして、走破性と快適性がさらに向上されて2007年9月にリリースされました。

セパレートフレーム構造のプラットフォームを一新、ボディサイズの拡張により、先代に比べても耐久性や衝突安全性、剛性などが向上したモデルです。

また、スムーズで快適なドライブをサポートする機能も豊富に備わっています。例えば、オフロードでの運転操作をサポートする「クロールコントロール」や路面状況や走行状態に合わせて駆動力を適切に配分する「トルセンLSD
付トランスファー」などが搭載されました。

10. ランドクルーザー300系(2021年～)

ランドクルーザー300系は、上記で紹介した200系をフルモデルチェンジしたモデルです。

ランドクルーザーの伝統であったラダーフレームをGA-Fプラットフォームへと変更し、走行性能の高さに加え、環境性能にも配慮された作りになりました。国内では、ランドクルーザー200系になかったディーゼルエンジンを搭載したグレードも復活しており、パワフルで心地よい走りを実現します。

300系は、悪路走破性に優れたランドクルーザー80系を超えることが意識されており、ショックアブソーバーの角度調整 ※1）や、世界初採用となるE-KDSS（エレクトリック - キネティックダイナミックサスペンションシステム ※2）の採用などの変更点があります。

※1.ZX、GR SPORTSグレードの標準装備
※2.GR SPORTSグレードのみ

ランドクルーザー”300”の詳細はこちら

11. ランドクルーザー250(2024年～)

2023年8月2日（日本時間）にランドクルーザー”250”シリーズを世界初公開しました。「The Land Cruiser：質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支え、お客様に信頼されるクルマ」というランドクルーザーの原点に立ち返り、開発されたモデルです。
新型ランドクルーザー”250”シリーズは、300系と同じGA-Fプラットフォームを採用しており、オフローダーとしての基本性能が向上しています。かつ、「お客様の生活と実用を支えるクルマ」として、オンロードも含めた操縦のしやすさと快適性も向上しています。

従来比で大幅な剛性強化をしており、フレーム剛性+50%向上、車両全体の剛性としては+30%向上しています。サスペンションの基本性能おいて、悪路走破性の指標となるホイールアーティキュレーション（タイヤの浮きづらさ）においても向上されています。
また、オフロード・オンロード双方での性能向上に繋がるシステムの採用し、電動パワーステアリング（EPS）悪路走行時のハンドル取られ低減や、すっきりとしたステアリングフィール、低速時の取り回し性向上などに貢献し、レーントレーシングアシスト(※)を実現しています。

その他、SDM（Stabilizer with Disconnection Mechanism）をトヨタブランドで初採用しています。SDMはスイッチ操作で、前輪側のスタビライザーの状態を切り替えることができ、オフロードの悪路走破性・乗り心地とオンロードでの操縦安定性を両立させます。またマルチテレインモニター／マルチテレインセレクト機能拡充によるオフロード走行支援の向上もしました。

ランドクルーザー"250"の詳細はこちら

※レーンディパーチャーアラート［LDA、ントレーシングアシスト［LTA］は自動で運転する装置でも周囲への注意を軽減する装置でもないため、運転者は常に自らの責任で周囲の状況を把握し、ステアリング操作で進路を修正し、安全運転を心がけてください。■故意に車線から逸脱して走行するなど、各システムの作動を確認する行為はたいへん危険です。絶対におやめください。

(まとめ) ランドクルーザーは種類ごとに特徴や強みがある

ランドクルーザーは、1951年の初代から2024年の現行まで、73年のときを経てさまざまなモデルが誕生しました。

もちろん、新しいモデルにつれて改善されている部分も多くありますが、走行性能やデザインは過去モデルにも特徴や強みがあります。それぞれのモデルの特徴や強みを参考にし、ランドクルーザーの購入検討をしてみるのはいかがでしょうか。

最新のランドクルーザーのグレードなどを詳しく知りたい方や、プラドなどのほかの車種と比べて検討したい方は、岐阜トヨペットへお気軽にお問合せください。

お近くの店舗を探す

WEBカタログはこちら

この内容は2024年4月現在のものです
詳しくはスタッフにお尋ねください